チームで【ディレクション】に向き合ってみる3時間を提案しますβ版

こんにちは。助田です。

2022年10月に設立しましたDiSAこと一般社団法人ディレクションサポート協会ですが、ここまで見事なまでのスロースタートで個人事業SPEC.のほぼ延長線上にて約5ヶ月が経過しようとしております。

マイペースながらもぼちぼち次のステージを見越すべしやな、などと思いはじめ少しづつ形にしてまいります。 

今回はタイトルにもあるように、チームマネジメントに苦労しているみなさんごきげんよう。【チームで【ディレクション】に向き合ってみる3時間を提案しますβ版】のご紹介になります。

#インターネット関連企業で

#チームマネジメントの課題

#メンバー育成って大変だ・・

このあたりのタグに当てはまってしまうマネジメントの方々。チームメンバーと一緒に1時間のMTGを3回実施してみてください。(まあ騙されたと思ってね。)

マネジメントの立場でメンバーにディレクションの能力をUPしてほしいんだよなあって言ってる人。多いですね。でも本当にそうであれば、チームでディレクションを意識することをまずやっていきましょう。

変化への手応えを感じるはずです。(いやいや、やってみたのに全然感じませんでしたけど、、みたいな方がいればお手数ですがご一報ください。)

社風により感じる手応えが異なりそうなので、今回は自分の得意領域でもある「人間関係がウェットかつボトムアップに所属する企業のチーム」をイメージして解説していきます。

引用»MyNewsJapan渡邉正裕さんの社風マップ

目的

・チームに所属するメンバー個人のディレクション能力をUPさせたい。
・でもね。何事もいきなりは無理なので、そのきっかけ&仕組みを作ることからはじめてみよう。の巻。

手段

・わちゃわちゃディスカッションをすることでチームのディレクション棚卸しシートを完成させること。
・ディスカッションはオフライン環境が望ましいが、オンライン環境と組み合わせることで効率的に実施しましょう。

※実際のスプレッドシートはこちら(コピーしてお使いください。)
※実際のディスカッションはオフなら付箋、オンならmiroを使っても良いやもです。
※僕ならオフサイトMTGと称してのオンアルコールで実施するやもです。

ルール

・【完成は1ヶ月】1時間×3回/月イチ または【完成は1週間後】1時間×3回/週イチで1ラウンド。
※サンプルの表は色分けして3回分目安を分割してます。
・【チームとして】という主語を意識して、自社の【ディレクション】を改めて意識すること。
・その上でメンバーそれぞれの立場で意見が出やすい空気感を作ることが大切。
・マネジメントの視点でティーチングを意識しすぎないことが注意点。

運用例»STEP01(1時間目安)

・メンバーに自分で抱えているチームマネジメントの課題を恥ずかしげもなく素直に話す。
・変えていきたいという意志と変えるための目的、手段、ルールを説明する。
・DiSAで【ディレクション】の定義としている、【ゴールと段取り決める】、【周辺を巻き込んで合意形成する】、【イニシアチブを握り続けて進捗する】に対して【チーム»ASIS】のたたきを記載しておく。
・【チーム»ASIS】をFIXEDさせてSTEP01のMTGは終了。

運用例»STEP02(1時間目安)

・【チーム»ASIS】に対してマネジメント、メンバーそれぞれの意見を出す。
※僕がマネジメントならメンバーにマネジメントの立場だったら?自分にメンバーの立場だったら?もの視点も加えます。
・マネジメントの視点、メンバーの視点の共通点と相違点が見える状態になったらSTEP02のMTGは終了。

運用例»STEP03(1時間目安)

・【チーム»ASIS】に対して出たマネジメント、メンバーそれぞれの意見を加味して【チーム»TOBEアクション】の仮説を立てる。
・その際、必ず期間設定はすること。期間経過後は必ずブラッシュアップすること。
・改善のアクションプランとして担当、期日、報告日をFIXEDさせてSTEP03のMTGは終了。1ラウンド完了。

運用例»1ラウンド後の横展開

・【チーム»ASIS】がブラッシュアップされて言語化されるので社内Wikiにアーカイブしていく。とか。
・社内の「ディレクション」ルールが言語化されて、独自のディレクションルールの基礎となる。とか。
・ある程度、体系化を進めることで新入社員が入社した際に、オンボーディングに転用できる。とか。
・外部展開用にブラッシュアップして、新規ディレクター採用のために活用する。とか。

2ラウンド目以降を繰り返すことで、チームとしてディレクションを意識しつつ、変わるべきトレンド変容を加えていくことができるはずです。
※ラウンド数が多いほど最新であり、良いチームの状態に最適化されていくんだとすると、我々の仮説が確信に一歩近づきます!

かんたんに振り返ります

サンプルに関してはWebディレクターのチームをイメージしながら、【チーム»ASIS】の論点を業務にフォーカスしたので、【チーム»TOBEアクション】がディレクション業務改善に着地しましたが、そもそも個別最適、個人依存になりがちなディレクション業務において意識して向き合うことをチームで共有する機会って事例をあんまり聞かないだけに、チームとしてやってみる価値は確実にあるんじゃないかと。

あとサンプルは自分1人でざざっと書いたため、実際は複数人で意見を集約させる時間も含めると1時間では足りないかもしれませんね。ここはファシリの腕の見せドコロか。

個人的には、メンバー個人のリテラシー向上は自己学習に任せれば良いと思う派なので、僕がマネジメントの立場ならまず変えたいのはメンバーのスキルではなくチームの意識。

幅広いディレクション業務で自社としてチームとしての価値観を言語化して共有することで自分含めたチームメンバーの意識は確実に変えられると豪語しちゃいましょう。

DiSAではチームマネジメントを更に良くしていきたいマネージャーの方を後方支援すべく、アイディア・施策など色々を色々と用意してありますので、ご興味ある方はZoomで壁打ちお付き合いします(´ー`)y-~~