10秒でわかる!要点まとめ
- 「最終_v2_確定.zip」のようなファイル名は事故の元。誰が見てもわかる命名規則が必須
- 著作権や肖像権の確認を怠ると、クライアントを巻き込んだ損害賠償問題に発展する
- 素材が揃うのを待つな。届いた瞬間に中身を確認しないと、制作開始日にチームが止まる
1. 概要:クリエイティブの「燃料」を検品・保管する
素材管理とは、Webサイト制作に必要な原稿(テキスト)、写真、動画、ロゴデータ、イラストなどをクライアントやパートナーから受領し、制作チームが使える状態に整理・管理する業務です。
単にフォルダに保存するだけではありません。「解像度は足りているか」「Webで使える形式(RGB)か」「最新のロゴ規定に沿っているか」といった品質チェック(検品)を行い、デザイナーやエンジニアが迷わず作業に入れるよう、ファイル名の変更やフォルダ分けを行う「兵站(へいたん)」の役割を担います。
2. なぜ重要なのか:権利侵害リスクとスケジュールの遅延防止
素材管理には2つの大きなリスクがあります。
1つ目は「権利リスク」です。ネットで拾った画像を勝手に使ったり、使用期限切れのタレント写真を使ったりすれば、著作権侵害で訴訟問題になり、サイト閉鎖に追い込まれる可能性があります。素材の出処と権利関係を把握するゲートキーパーは必要です。
2つ目は「手戻りリスク」です。制作開始当日になって「頂いた写真が小さすぎて使えません」「印刷用データ(CMYK)なので色がくすみます」と発覚すれば、再提出待ちでスケジュールが数日遅れます。事前の検品だけが、このロスを防げます。
3. 実務のポイント:原本保存と命名規則
実務で事故を防ぐための鉄則は以下の通りです。
- 原本(オリジナル)の隔離:頂いたデータは必ず「00_受領原本」フォルダに保管し、絶対に上書き保存してはいけません。加工に失敗した時や、いつ頂いたものか確認する際に、原本がないと詰みます。
- 命名規則の徹底:「写真(1).jpg」のような名前はNGです。「top_main_01.jpg」のように、「場所_内容_番号」で半角英数字のファイル名を付けます。日本語ファイル名はサーバーアップ時に文字化けする原因になります。
- 権利台帳の作成:ストックフォト(有料素材)を購入した場合は、「購入元」「ID」「使用許諾範囲(Webのみか印刷もOKか)」をリスト化しておきます。数年後のリニューアル時に必ず役立ちます。
4. スキルアップのヒント:画像形式の「拡張子」を理解する
素材管理のプロになるには、拡張子の知識が必須です。
「JPGとPNGはどう違うか?」「ロゴはなぜSVG(ベクター)でもらうべきか?」「WebP(ウェッピー)とは何か?」
これらの特性を理解していれば、クライアントに「ロゴはイラレ(aiデータ)でください」と適切な指示が出せるようになり、画質の荒いサイトを作ってしまうミスを根絶できます。
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